われはわれを破らねばならぬ
わがまことの情熱をはばむわが型を内からこはさねばならぬ。
本能の泉のなつかしさよ。
人は本能をけがした。
人は本能を感覚といふ名前にまでだらくさせた。
感覚といふセルロイド製の花。
いずみ
片山 敏彦
われはわれを破らねばならぬ
わがまことの情熱をはばむわが型を内からこはさねばならぬ。
本能の泉のなつかしさよ。
人は本能をけがした。
人は本能を感覚といふ名前にまでだらくさせた。
感覚といふセルロイド製の花。
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913b24012e1626b47bebf5a14fd31773728229efdb088f1ceb934717c1ac800c片山 敏彦「泉」(新字旧仮名)、底本『日本の詩歌 26 近代詩集』中央公論社、1970年。Soranoha Aozora Bunko TEI Corpus, 060910_001539, release 913b24012e16. https://doi.org/10.5281/zenodo.22718079