春
鶯眠る花楮
月は翁の面のうへ
皷うてうておもしろく
春はふたたび花楮
秋
秋はほのかに寢ざめして
あはれと思ふ幾夜さぞ
とすれば白う吹き立ちて
月夜の風も消えゆけり
こちょうげつめいしゅう
北原 白秋
鶯眠る花楮
月は翁の面のうへ
皷うてうておもしろく
春はふたたび花楮
秋はほのかに寢ざめして
あはれと思ふ幾夜さぞ
とすれば白う吹き立ちて
月夜の風も消えゆけり
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913b24012e1626b47bebf5a14fd31773728229efdb088f1ceb934717c1ac800c北原 白秋「古調月明集──01 月明二章」(旧字旧仮名)、底本『古調月明集』昭森社、1940年。Soranoha Aozora Bunko TEI Corpus, 060457_000106, release 913b24012e16. https://doi.org/10.5281/zenodo.22718079