こと容姿に關しては私は恐ろしく小心なのでとても壯麗な美容院に一人で入つて行く勇氣がありません。私の家のすぐ近くの小じんまりしたパーマネント屋さんは、何時行つても他のお客樣に行き合うことがなく決して待たされたことがありませんので、恥かしがりの私も氣輕に時々出掛けます。美顏術や爪をみがいてもらつたことは生れてこの方一度もありませんので希望も註文もありません。
(也寸志氏夫人、畫家)
びよういんにのぞむこと
芥川 紗織
こと容姿に關しては私は恐ろしく小心なのでとても壯麗な美容院に一人で入つて行く勇氣がありません。私の家のすぐ近くの小じんまりしたパーマネント屋さんは、何時行つても他のお客樣に行き合うことがなく決して待たされたことがありませんので、恥かしがりの私も氣輕に時々出掛けます。美顏術や爪をみがいてもらつたことは生れてこの方一度もありませんので希望も註文もありません。
(也寸志氏夫人、畫家)
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913b24012e1626b47bebf5a14fd31773728229efdb088f1ceb934717c1ac800c芥川 紗織「美容院にのぞむこと」(旧字新仮名)、底本『婦人之友 50巻1号』婦人之友社、1956年。Soranoha Aozora Bunko TEI Corpus, 059502_001990, release 913b24012e16. https://doi.org/10.5281/zenodo.22718079