都会、町、部落、
何処にも
朝鮮の人たち満ち溢れ
働き たたかい
生活を打ち立て
話す言葉 国語正しく
われら朝夕
親密濃く深まりつつ
出征、入営を送る折々には
先んじて旗振り、万歳を叫ぶ
朝鮮の人たち
朝鮮の人等
手に力こもり、唇は叫びつつ
心の底に徹し得ぬものがあるならん
常にわれかく思い 心沈みし
今
朝鮮に徴兵制布かる
こころ新たに
あつき手を挙ぐ
あつきてをあぐ
中野 鈴子
都会、町、部落、
何処にも
朝鮮の人たち満ち溢れ
働き たたかい
生活を打ち立て
話す言葉 国語正しく
われら朝夕
親密濃く深まりつつ
出征、入営を送る折々には
先んじて旗振り、万歳を叫ぶ
朝鮮の人たち
朝鮮の人等
手に力こもり、唇は叫びつつ
心の底に徹し得ぬものがあるならん
常にわれかく思い 心沈みし
今
朝鮮に徴兵制布かる
こころ新たに
あつき手を挙ぐ
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913b24012e1626b47bebf5a14fd31773728229efdb088f1ceb934717c1ac800c中野 鈴子「あつき手を挙ぐ」(新字新仮名)、底本『中野鈴子全詩集』フェニックス出版、1980年。Soranoha Aozora Bunko TEI Corpus, 059054_001637, release 913b24012e16. https://doi.org/10.5281/zenodo.22718079