ずつと昔のこと
一匹の狐が河岸の粘土層を走つていつた
それから
何万年かたつたあとに
その粘土層が化石となつて足跡が残つた
その足跡を見ると、むかし狐が何を考えて
走つていつたのかがわかる
あしあと
蔵原 伸二郎
ずつと昔のこと
一匹の狐が河岸の粘土層を走つていつた
それから
何万年かたつたあとに
その粘土層が化石となつて足跡が残つた
その足跡を見ると、むかし狐が何を考えて
走つていつたのかがわかる
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913b24012e1626b47bebf5a14fd31773728229efdb088f1ceb934717c1ac800c蔵原 伸二郎「足跡」(新字新仮名)、底本『近代浪漫派文庫 29 大木惇夫 蔵原伸二郎』新学社、2005年。Soranoha Aozora Bunko TEI Corpus, 056986_001821, release 913b24012e16. https://doi.org/10.5281/zenodo.22718079