夏の昼間の
ひきがへる、
そなたは、なんで
さびしいぞ。
白い女の
指さきで、
刺され、突かれて
うれしいか。
夏の昼間の
ひきがへる、
海鼠色した
ひきがへる。
金の指輪に、
肢が切れて、
血でも出したら
何とする。
夏の昼間の
ひきがへる、
海鼠色した
ひきがへる。
ひきがえる
北原 白秋
夏の昼間の
ひきがへる、
そなたは、なんで
さびしいぞ。
白い女の
指さきで、
刺され、突かれて
うれしいか。
夏の昼間の
ひきがへる、
海鼠色した
ひきがへる。
金の指輪に、
肢が切れて、
血でも出したら
何とする。
夏の昼間の
ひきがへる、
海鼠色した
ひきがへる。
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913b24012e1626b47bebf5a14fd31773728229efdb088f1ceb934717c1ac800c北原 白秋「蟇」(新字旧仮名)、底本『白秋全集 3』岩波書店、1985年。Soranoha Aozora Bunko TEI Corpus, 055758_000106, release 913b24012e16. https://doi.org/10.5281/zenodo.22718079