そこはねずみも歩かない
歩くべきではない
ひじりの行くべき道である
空は明るく明るく
まひるの如くに明るい
一しきり降っていった雪は
野に山に路に庭に
夢見る様に積もっている
雪は白い何よりも白い
きよめられたる様に白い
天と地の合体の風景である
包む夜は厳に静かな
しらべをひっ(ママ)ている
*
ひじりの為めに撒いた敷物は
けがれる事を恐れている如くである
ひじりのいくべきみち
今野 大力
そこはねずみも歩かない
歩くべきではない
ひじりの行くべき道である
空は明るく明るく
まひるの如くに明るい
一しきり降っていった雪は
野に山に路に庭に
夢見る様に積もっている
雪は白い何よりも白い
きよめられたる様に白い
天と地の合体の風景である
包む夜は厳に静かな
しらべをひっ(ママ)ている
*
ひじりの為めに撒いた敷物は
けがれる事を恐れている如くである
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913b24012e1626b47bebf5a14fd31773728229efdb088f1ceb934717c1ac800c今野 大力「聖の行くべき道」(新字新仮名)、底本『今野大力作品集』新日本出版社、1995年。Soranoha Aozora Bunko TEI Corpus, 055585_001471, release 913b24012e16. https://doi.org/10.5281/zenodo.22718079