豆畑を越えて
聞えて来る睦ましそうな話を
私はねころんで聞いていた
よくは聞きとれないけれども
ほんとうに睦ましそうな話
すげ笠の蔭にかくれて
父も母も余念なく草を取りつつ
何をか物語る
子供はうね越えて遠く
向うの方に事もなき
うれしさの微笑を見せて
母さんよ 母さんよと
呼び続けている
えんどうばたけ
今野 大力
豆畑を越えて
聞えて来る睦ましそうな話を
私はねころんで聞いていた
よくは聞きとれないけれども
ほんとうに睦ましそうな話
すげ笠の蔭にかくれて
父も母も余念なく草を取りつつ
何をか物語る
子供はうね越えて遠く
向うの方に事もなき
うれしさの微笑を見せて
母さんよ 母さんよと
呼び続けている
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913b24012e1626b47bebf5a14fd31773728229efdb088f1ceb934717c1ac800c今野 大力「豌豆畑」(新字新仮名)、底本『今野大力作品集』新日本出版社、1995年。Soranoha Aozora Bunko TEI Corpus, 055544_001471, release 913b24012e16. https://doi.org/10.5281/zenodo.22718079