ありがたい静かなこの夕べ、

何とて我が心は波うつ。

いざ今宵<ruby><rb>一夜</rb><rt>ひとよ</rt></ruby>は

われととり出でたこの心の臓を

窓ぎはの白き皿に載せ、

心静かに眺めあかさう。

月も間もなく出るだらう。