古唐津というものの良さは、日本陶器として古瀬戸、古備前、古萩、古伊賀、古信楽等の類品と共にいずれを姉とし、いずれを妹とすべくもないまでに、著しく他に優れた良さと日本趣味に富む野趣を存する。
古唐津は最初全く朝鮮の手法になっているが、漸を逐って、日本固有の美形を具えて、一種の体をかまえて来る。随って、底力を欠く朝鮮陶から救われて、力強き作風と変化し、純然たる日本精神を発揚すると共に、典雅な情趣を帯び来って、まことに心憎いまでに人の心に迫って来るものがある。(昭和二十八年)
こからつ
北大路 魯山人
古唐津というものの良さは、日本陶器として古瀬戸、古備前、古萩、古伊賀、古信楽等の類品と共にいずれを姉とし、いずれを妹とすべくもないまでに、著しく他に優れた良さと日本趣味に富む野趣を存する。
古唐津は最初全く朝鮮の手法になっているが、漸を逐って、日本固有の美形を具えて、一種の体をかまえて来る。随って、底力を欠く朝鮮陶から救われて、力強き作風と変化し、純然たる日本精神を発揚すると共に、典雅な情趣を帯び来って、まことに心憎いまでに人の心に迫って来るものがある。(昭和二十八年)
記録は下にリンクした署名済みの TEI ファイルです。このページはそれを読むための一つの形です。読みが複数ある箇所は一つだけを本文に示し、もう一方は語の title に残しています。 / The record is the signed TEI file linked below. This page is one way of reading it. Where the text has more than one reading, the page shows one of them and keeps the other on the word itself, in its title text.
913b24012e1626b47bebf5a14fd31773728229efdb088f1ceb934717c1ac800c北大路 魯山人「古唐津」(新字新仮名)、底本『魯山人陶説』中公文庫、中央公論新社、1992年。Soranoha Aozora Bunko TEI Corpus, 055074_001403, release 913b24012e16. https://doi.org/10.5281/zenodo.22718079