海水から金が採れるといふが地球全表面その三分の二の海から幾噸の金がにぎれるか
濡れ手に千金 それを湯水のやうに浪費せばたのしからん
水のやうに金をつかふ いや 躯いつぱい水を流せば水はぜいたくな幻想となりおれのてつぺんにぜにの音がはじけ散るよ
ありあまり溢れる量のやはらかく
水道の口金はじけ怒るごとく水の放出になにか溜飲のさがるやうす
水の鋼鉄にうなじを敲かし恣なるしばしのとき……
みずあび
仲村 渠
海水から金が採れるといふが地球全表面その三分の二の海から幾噸の金がにぎれるか
濡れ手に千金 それを湯水のやうに浪費せばたのしからん
水のやうに金をつかふ いや 躯いつぱい水を流せば水はぜいたくな幻想となりおれのてつぺんにぜにの音がはじけ散るよ
ありあまり溢れる量のやはらかく
水道の口金はじけ怒るごとく水の放出になにか溜飲のさがるやうす
水の鋼鉄にうなじを敲かし恣なるしばしのとき……
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913b24012e1626b47bebf5a14fd31773728229efdb088f1ceb934717c1ac800c仲村 渠「水浴び」(新字旧仮名)、底本『沖縄文学全集 第1巻 詩Ⅰ』国書刊行会、1991年。Soranoha Aozora Bunko TEI Corpus, 055036_001667, release 913b24012e16. https://doi.org/10.5281/zenodo.22718079