円錐形のさきで僕ひとり。
街や河があつて人があるいてゐる
海があつて島や船がうごいてゐる
陸や山や不毛の地をもつてゐる 円錐形の美しい側面。
雲や雨や飛行機や魚のある 美しい空間。
ぼくのましろな蹠を見上げてごらんよ
円錐形の尖でさみしい僕。
神さま このましろな蹠に おもしろい密画をかいてやつて下さいませ。
あしうら
仲村 渠
円錐形のさきで僕ひとり。
街や河があつて人があるいてゐる
海があつて島や船がうごいてゐる
陸や山や不毛の地をもつてゐる 円錐形の美しい側面。
雲や雨や飛行機や魚のある 美しい空間。
ぼくのましろな蹠を見上げてごらんよ
円錐形の尖でさみしい僕。
神さま このましろな蹠に おもしろい密画をかいてやつて下さいませ。
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913b24012e1626b47bebf5a14fd31773728229efdb088f1ceb934717c1ac800c仲村 渠「蹠」(新字旧仮名)、底本『沖縄文学全集 第1巻 詩Ⅰ』国書刊行会、1991年。Soranoha Aozora Bunko TEI Corpus, 055030_001667, release 913b24012e16. https://doi.org/10.5281/zenodo.22718079