植物はとほくけぶる外輪山の緑のいろ。
ここはたゞ白昼
玉座の怒る噴煙である。
生ものとては火口に飛び交ふ燕のむれだ
断崖の影にかくれて
燕窩にならぶ幼い卵だ飛翔の夢だ
お、晴れるぞ霧が。
海をしたがへ
雲をとばし
てつぺんに僕を飾つてひらく山岳!
◉伊豆大島三原山にて
ちょうじょう
仲村 渠
植物はとほくけぶる外輪山の緑のいろ。
ここはたゞ白昼
玉座の怒る噴煙である。
生ものとては火口に飛び交ふ燕のむれだ
断崖の影にかくれて
燕窩にならぶ幼い卵だ飛翔の夢だ
お、晴れるぞ霧が。
海をしたがへ
雲をとばし
てつぺんに僕を飾つてひらく山岳!
◉伊豆大島三原山にて
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913b24012e1626b47bebf5a14fd31773728229efdb088f1ceb934717c1ac800c仲村 渠「頂上」(新字旧仮名)、底本『沖縄文学全集 第1巻 詩Ⅰ』国書刊行会、1991年。Soranoha Aozora Bunko TEI Corpus, 055023_001667, release 913b24012e16. https://doi.org/10.5281/zenodo.22718079