北方に何ごとぞ
雲 雲を引具して空を急いだ
街
街は雨の喪服
街はとほい
街は沈む
アンテナは潜望鏡をまねて雲を観た
北方に何ごとぞや?
欅は丘で街を観た
欅は終日 雲を迎へて雲を送つた
欅は終日 濡れる街を眺めてゐた
ぬれるてんぼう
仲村 渠
北方に何ごとぞ
雲 雲を引具して空を急いだ
街
街は雨の喪服
街はとほい
街は沈む
アンテナは潜望鏡をまねて雲を観た
北方に何ごとぞや?
欅は丘で街を観た
欅は終日 雲を迎へて雲を送つた
欅は終日 濡れる街を眺めてゐた
記録は下にリンクした署名済みの TEI ファイルです。このページはそれを読むための一つの形です。読みが複数ある箇所は一つだけを本文に示し、もう一方は語の title に残しています。 / The record is the signed TEI file linked below. This page is one way of reading it. Where the text has more than one reading, the page shows one of them and keeps the other on the word itself, in its title text.
913b24012e1626b47bebf5a14fd31773728229efdb088f1ceb934717c1ac800c仲村 渠「濡れる展望」(新字旧仮名)、底本『沖縄文学全集 第1巻 詩Ⅰ』国書刊行会、1991年。Soranoha Aozora Bunko TEI Corpus, 055016_001667, release 913b24012e16. https://doi.org/10.5281/zenodo.22718079