君うつくしく幸ありと、
おもへば魂はくづるゝに、
なまじい罪は負ひつゝも、
君は死にきと眼を閉ぢて、
痩せたる胸を撫づるなり。
もとより心いつはらぬ
ふたりが恋のくちつけは、
法の父上母うへの
御国にゆりぬ、君はいま
むくろぞひとに委ねけめ。
されども君は人妻と、
整ひきよき妻がさね、
われ咽喉ぶえは裂きもすれ、
沸ぎる鉛は啣むとも、
えやは呼ぶべきわがつまと。
このひ
末吉 安持
君うつくしく幸ありと、
おもへば魂はくづるゝに、
なまじい罪は負ひつゝも、
君は死にきと眼を閉ぢて、
痩せたる胸を撫づるなり。
もとより心いつはらぬ
ふたりが恋のくちつけは、
法の父上母うへの
御国にゆりぬ、君はいま
むくろぞひとに委ねけめ。
されども君は人妻と、
整ひきよき妻がさね、
われ咽喉ぶえは裂きもすれ、
沸ぎる鉛は啣むとも、
えやは呼ぶべきわがつまと。
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913b24012e1626b47bebf5a14fd31773728229efdb088f1ceb934717c1ac800c末吉 安持「この日」(新字旧仮名)、底本『沖縄文学全集 第1巻 詩Ⅰ』国書刊行会、1991年。Soranoha Aozora Bunko TEI Corpus, 054500_001607, release 913b24012e16. https://doi.org/10.5281/zenodo.22718079