あなたの白い手
冷くならんだ五指の甲でこの頬が打たれたい
落葉に敲かれるシルクハツトは悲しげである
凛乎と美しい反りで悲しげである
一座の花形 美少女の平手に敲かれる道化役の頬より悲しげである
キヤフエの紳士 白皮の手套に敲かれる酔漢の頬より悲しげである
ねがひは降りしきる落葉
素裸に立つ僕のからだは悲しげである
ねがい
仲村 渠
あなたの白い手
冷くならんだ五指の甲でこの頬が打たれたい
落葉に敲かれるシルクハツトは悲しげである
凛乎と美しい反りで悲しげである
一座の花形 美少女の平手に敲かれる道化役の頬より悲しげである
キヤフエの紳士 白皮の手套に敲かれる酔漢の頬より悲しげである
ねがひは降りしきる落葉
素裸に立つ僕のからだは悲しげである
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913b24012e1626b47bebf5a14fd31773728229efdb088f1ceb934717c1ac800c仲村 渠「ねがひ」(新字旧仮名)、底本『沖縄文学全集 第1巻 詩Ⅰ』国書刊行会、1991年。Soranoha Aozora Bunko TEI Corpus, 054422_001667, release 913b24012e16. https://doi.org/10.5281/zenodo.22718079