おほぞらは、
紫暗の海と澄み渡りて、
真珠の群は、きらきらと、
円けき海月 光り流るゝ。
芋の葉むらがりむらがり、
ぬかづける野辺に、
貧しき樹立は微にゆら〱
葉末のしたゝらすひかりの雫
静かに 甘き夢を つゞれる。
あるつきよに
上里 春生
おほぞらは、
紫暗の海と澄み渡りて、
真珠の群は、きらきらと、
円けき海月 光り流るゝ。
芋の葉むらがりむらがり、
ぬかづける野辺に、
貧しき樹立は微にゆら〱
葉末のしたゝらすひかりの雫
静かに 甘き夢を つゞれる。
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913b24012e1626b47bebf5a14fd31773728229efdb088f1ceb934717c1ac800c上里 春生「或る月夜に」(新字旧仮名)、底本『沖縄文学全集 第1巻 詩Ⅰ』国書刊行会、1991年。Soranoha Aozora Bunko TEI Corpus, 054407_001663, release 913b24012e16. https://doi.org/10.5281/zenodo.22718079