友よ お前は二十歳 ひととき朔北の風よりも疾く お前の額を貫ぬいて行つたものについては もう考へまい わたしは聞いた大きな秩序のなかに ただ はげしい意欲を お前の軍靴の音を わたしの力いつぱいの背のびではとどかない 流れよ幅広い苦悩のうねりよ 友よ二十歳の掌のなかで燃えたものよ