別れの馬車の鈴の音が
つらい心をまたせめる
日暮峠でみかへれば
山が霞んで遠くなる
寒い夜風に町の灯が
悲しく遠くゆれてゐる
馬車の窓から故山見れば
空にほんのりおぼろ月
(四・十二)
わかれ
森川 義信
別れの馬車の鈴の音が
つらい心をまたせめる
日暮峠でみかへれば
山が霞んで遠くなる
寒い夜風に町の灯が
悲しく遠くゆれてゐる
馬車の窓から故山見れば
空にほんのりおぼろ月
(四・十二)
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913b24012e1626b47bebf5a14fd31773728229efdb088f1ceb934717c1ac800c森川 義信「別れ」(新字旧仮名)、底本『増補 森川義信詩集』国文社、1991年。Soranoha Aozora Bunko TEI Corpus, 054380_001652, release 913b24012e16. https://doi.org/10.5281/zenodo.22718079