銅色の工夫等は
「くわつと」輝く夏の日を
背中にうけつ十数人
えいや声してほそ長な
轆轤にかけし石砕器
高くおとせば、水煙――
四方に雨ふり――魚死せり。
見よまたかなた住吉の
岩にひそます、恐ろしき、
ダイナマイトの導源に
妖の火つとふ荒男――
見る、見る、岩は砕かれて
自然の富もほろびゆく。
いざひとめぐりやすまんと
木蔭に集ひ仰向きに
身を横たふる荒男ども。
滅びゆきたる数々に
代ふべき石にいたづらに
入江に高く堆かれて
人は夕にあこがれぬ。
はめつ
渡久山 水鳴
銅色の工夫等は
「くわつと」輝く夏の日を
背中にうけつ十数人
えいや声してほそ長な
轆轤にかけし石砕器
高くおとせば、水煙――
四方に雨ふり――魚死せり。
見よまたかなた住吉の
岩にひそます、恐ろしき、
ダイナマイトの導源に
妖の火つとふ荒男――
見る、見る、岩は砕かれて
自然の富もほろびゆく。
いざひとめぐりやすまんと
木蔭に集ひ仰向きに
身を横たふる荒男ども。
滅びゆきたる数々に
代ふべき石にいたづらに
入江に高く堆かれて
人は夕にあこがれぬ。
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913b24012e1626b47bebf5a14fd31773728229efdb088f1ceb934717c1ac800c渡久山 水鳴「はめつ」(新字旧仮名)、底本『沖縄文学全集 第1巻 詩Ⅰ』国書刊行会、1991年。Soranoha Aozora Bunko TEI Corpus, 054342_001658, release 913b24012e16. https://doi.org/10.5281/zenodo.22718079