捕らわれた、君よ ガンジよ 苦しい心で、一途な心で 祈る私の――見知らぬ私の 心を素直に受けてくれるか 私はいま 空を抱きしめて祈っているのだ 地に跪いて祈っているのだ 魂からなる、涙でもって祈っているのだ 生きんとするもの 飛ばんとするもの そうした者の道はいつでも 暗い牢獄へつづいているとは 知りながら おお、捕らわれた君よ ガンジよ 私は苦しい一途な心で 今宵君の「生命」をしみじみ 祈らないでは居られないのだ。 (『熱風』一九二二年五月号に発表)