青年会館の正門へ‼

要求は簡単である。

目的は単一である。

屋内が満員ならば、

屋外に入れよ。

門内は人子一人なき寂寞である。

之こそは

<ruby><rb>今宵</rb><rt>こよい</rt></ruby>此地に集れる

幾千人の要求である。

それを遮る警官に

もはや理屈は不要である。

只青年会館の正門へ。

（発表誌不詳『どん底で歌う』を底本）