俺達は一度に声を挙げて集まって来たのだ、

反動の軍旗をへし折って来たのだ、

真っ青になって口も利けなくなった師団長の

高慢なシャッポを蹴飛ばして来たのだ。

俺達は目まいのしそうなビルディングの足塲から下りて来たのだ。

俺達は街の鋪道から――

地下工事の泥水の穴の中から<ruby><rb>匍</rb><rt>は</rt></ruby>い出して来たのだ。

俺達は汽関車の胴の中から

煤だらけの顔をしてやって来たのだ。

俺達はボイラーの前からスコップを投棄てて来た。

俺達は「就業中面会謝絶」の工場から、

屋根までガタガタ呻らせる動力を止めて来たのだ。

俺達は飢餓の中から

俺達は軒の下から

俺達は寒気の中から

一度に声を挙げて集まって来たのだ！

さア、時が来たんだ！

素晴らしい生活が始まるんだ！

もう昨日の惨めな俺じゃないぞ。

昨日の俺じゃないぞ。

いいか、いいか、いいか！

しっかりやれ！

クレムリンへ向ってブッ放された、

最初の一発！

疾風のように、広場を横切って走った、

最初の赤旗！

――さア！　合図だ！

心の底に蓄積されていた全ての欝憤、

復讐と、怒りと、憎悪を、

爆発させろ！

俺達の生きた肉をムシャムシャ喰った奴等。

勲章とシルクハットの反動共。

泥棒の分前を、

気に入りの片隅で楽しんでた奴等、

あの<ruby><rb>忌々</rb><rt>いまいま</rt></ruby>しい「満足してた」奴等を、

倒してしまえ！

国境の外へ押し出せ。

プロレタリヤの祖国を

母を妹を子供達を、老人達を

此の革命で

守れ！

資本家が、地主が、貴族が、坊主が、

俺達の首っ玉を引きずって

吹雪の、戦線に追いやったのではないぞ、

俺達の雨脚は雪の中で石のように凍っているのに、

レーニンは自動車で並木道を滑って行く、

――割が悪いと、ブツブツ云う奴は恥じろ！

ああ！　一人ぽっちだった俺、

失業と餓死の脅怖におびえた眼で、

入口の守衛の顔をオズオズ見ながら

牢屋のような鉄の格子の窓の中で、

働いて居た俺、ボロボロの青服の俺、

投捨てられたように助けのない者だと思っていた俺。

だが、今は知っている！

今は知っているぞ！　俺は唯の一人なのではない！

俺はプロレタリヤだ！

レーニンは俺の足で、俺は彼の腕なのだ。

俺はパリのコミュンの時から生きていた。

そして地球と一緒に、

太陽と一緒に、

いつまでも生きて行くだろう！