頬にしぶく氷雨忘れて一時を敗軍の士の心しのびぬ
かなしさは落城のあと冬たけて御所ヶ丸山さびしくそびゆ
武士の魂とむらふや音たてゝ枯草山にひたしぶくあめ
とけ殘る雪まだらなる谷あひに炭燒く煙低く流れぬ
しろやまじょうしにて
桜間 中庸
頬にしぶく氷雨忘れて一時を敗軍の士の心しのびぬ
かなしさは落城のあと冬たけて御所ヶ丸山さびしくそびゆ
武士の魂とむらふや音たてゝ枯草山にひたしぶくあめ
とけ殘る雪まだらなる谷あひに炭燒く煙低く流れぬ
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913b24012e1626b47bebf5a14fd31773728229efdb088f1ceb934717c1ac800c桜間 中庸「城山城趾にて」(旧字旧仮名)、底本『日光浴室 櫻間中庸遺稿集』ボン書店、1936年。Soranoha Aozora Bunko TEI Corpus, 053942_001604, release 913b24012e16. https://doi.org/10.5281/zenodo.22718079