ああきみは情慾のにほふ月ぐさ、
われははた憂愁の瀬川の螢、
いきづかふ舟ばたの光をみれば、
ゆふぐれのおめがの瞳にて、
たれかまたあるはをしらむ、
さざなみさやぎ、
くちびるはそらをながるる。
ほたる
萩原 朔太郎
ああきみは情慾のにほふ月ぐさ、
われははた憂愁の瀬川の螢、
いきづかふ舟ばたの光をみれば、
ゆふぐれのおめがの瞳にて、
たれかまたあるはをしらむ、
さざなみさやぎ、
くちびるはそらをながるる。
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913b24012e1626b47bebf5a14fd31773728229efdb088f1ceb934717c1ac800c萩原 朔太郎「蛍」(旧字旧仮名)、底本『萩原朔太郎全集 第三卷』筑摩書房、1977年。Soranoha Aozora Bunko TEI Corpus, 053594_000067, release 913b24012e16. https://doi.org/10.5281/zenodo.22718079