みどりをつらぬきはしる蛇、
瀬川ながれをはやみゆき、
ゆめと流れて瀧はおつ、
たうたうたる瀧の水音、
音なみさえ、
主も遠きより視たまへば、
銀の十字をかけまつる、
我しもひとり瀧水の、
若葉に靴を泳がして、
念願せちに涙たる、
念願せちに涙たる。
たき
萩原 朔太郎
みどりをつらぬきはしる蛇、
瀬川ながれをはやみゆき、
ゆめと流れて瀧はおつ、
たうたうたる瀧の水音、
音なみさえ、
主も遠きより視たまへば、
銀の十字をかけまつる、
我しもひとり瀧水の、
若葉に靴を泳がして、
念願せちに涙たる、
念願せちに涙たる。
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913b24012e1626b47bebf5a14fd31773728229efdb088f1ceb934717c1ac800c萩原 朔太郎「滝」(旧字旧仮名)、底本『萩原朔太郎全集 第三卷』筑摩書房、1977年。Soranoha Aozora Bunko TEI Corpus, 053590_000067, release 913b24012e16. https://doi.org/10.5281/zenodo.22718079