あしきおこなひをする勿れ
われはやさしきひとなれば
よるも楊柳の木影にうち伏し
ひとり居てダビテの詩をうたひなむ
われは巡禮
悲しき旅路にあるとも
わが身にそへる星をたのみて
よこしまの道をな歩みそ
たとしへなく寂しけれども
よきひとはみなかくある者ぞかし
われはいとし子
み神よ、めぐみをたれさせ給へ
かみにささぐるうた
萩原 朔太郎
あしきおこなひをする勿れ
われはやさしきひとなれば
よるも楊柳の木影にうち伏し
ひとり居てダビテの詩をうたひなむ
われは巡禮
悲しき旅路にあるとも
わが身にそへる星をたのみて
よこしまの道をな歩みそ
たとしへなく寂しけれども
よきひとはみなかくある者ぞかし
われはいとし子
み神よ、めぐみをたれさせ給へ
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913b24012e1626b47bebf5a14fd31773728229efdb088f1ceb934717c1ac800c萩原 朔太郎「神に捧ぐる歌」(旧字旧仮名)、底本『萩原朔太郎全集 第三卷』筑摩書房、1977年。Soranoha Aozora Bunko TEI Corpus, 053567_000067, release 913b24012e16. https://doi.org/10.5281/zenodo.22718079