×
ほほづきよ
ひとつ思ひに泣けよかし
女のくちにふくまれて
男ごころのさびしさを
さも忍び音に泣けよかし
×
ほんのふとした一言から
人が憎うてならぬぞえ
ほんのその日の出來ごころ
つい張りつめた男氣が
しんぞ可愛ゆてならぬぞえ
しょうきょくしゅう
萩原 朔太郎
×
ほほづきよ
ひとつ思ひに泣けよかし
女のくちにふくまれて
男ごころのさびしさを
さも忍び音に泣けよかし
×
ほんのふとした一言から
人が憎うてならぬぞえ
ほんのその日の出來ごころ
つい張りつめた男氣が
しんぞ可愛ゆてならぬぞえ
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913b24012e1626b47bebf5a14fd31773728229efdb088f1ceb934717c1ac800c萩原 朔太郎「小曲集──〔ほほづきよ〕」(旧字旧仮名)、底本『萩原朔太郎全集 第三卷』筑摩書房、1977年。Soranoha Aozora Bunko TEI Corpus, 053556_000067, release 913b24012e16. https://doi.org/10.5281/zenodo.22718079