島わにあらき潮騒を
うつつの森のなかに聴き
羊歯の葉しげき下蔭に
青き椿の実をとりぬ
南の風のくるほしく
波のいぶきを吹き来れば
百千鳥 すだきわぶる
三原の山に燃ゆる火の
なかばは雲に鎖されぬ
〔しまわにあらきしおさいを〕
宮沢 賢治
島わにあらき潮騒を
うつつの森のなかに聴き
羊歯の葉しげき下蔭に
青き椿の実をとりぬ
南の風のくるほしく
波のいぶきを吹き来れば
百千鳥 すだきわぶる
三原の山に燃ゆる火の
なかばは雲に鎖されぬ
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913b24012e1626b47bebf5a14fd31773728229efdb088f1ceb934717c1ac800c宮沢 賢治「〔島わにあらき潮騒を〕」(新字旧仮名)、底本『新修宮沢賢治全集 第六巻』筑摩書房、1980年。Soranoha Aozora Bunko TEI Corpus, 053444_000081, release 913b24012e16. https://doi.org/10.5281/zenodo.22718079