館は台地のはななれば
鳥は岬の火とも見つ
香魚釣る人は藪と瀬を
低くすかしてわきまへぬ
鳥をまがへる赤き蛾は
鱗粉きらとうちながし
緑の蝦を僭しつゝ
浮塵子あかりをめぐりけり
〔やかたはだいちのはななれば〕
宮沢 賢治
館は台地のはななれば
鳥は岬の火とも見つ
香魚釣る人は藪と瀬を
低くすかしてわきまへぬ
鳥をまがへる赤き蛾は
鱗粉きらとうちながし
緑の蝦を僭しつゝ
浮塵子あかりをめぐりけり
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913b24012e1626b47bebf5a14fd31773728229efdb088f1ceb934717c1ac800c宮沢 賢治「〔館は台地のはななれば〕」(新字旧仮名)、底本『新修宮沢賢治全集 第六巻』筑摩書房、1980年。Soranoha Aozora Bunko TEI Corpus, 053402_000081, release 913b24012e16. https://doi.org/10.5281/zenodo.22718079