さ霧する白き木柵
幹彫れる桐のいくもと
剥げそめし白きペンキの
木柵に人人は倚り
そのペンキあるいは剥げ
あるものは庭をのぞめり
一鐘のラッパが鳴りて
急ぎ行く港先生
白堊城秋のガラスは
ひらごとにうつろなりけり
こうてい
宮沢 賢治
さ霧する白き木柵
幹彫れる桐のいくもと
剥げそめし白きペンキの
木柵に人人は倚り
そのペンキあるいは剥げ
あるものは庭をのぞめり
一鐘のラッパが鳴りて
急ぎ行く港先生
白堊城秋のガラスは
ひらごとにうつろなりけり
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913b24012e1626b47bebf5a14fd31773728229efdb088f1ceb934717c1ac800c宮沢 賢治「校庭」(新字旧仮名)、底本『新修宮沢賢治全集 第六巻』筑摩書房、1980年。Soranoha Aozora Bunko TEI Corpus, 053400_000081, release 913b24012e16. https://doi.org/10.5281/zenodo.22718079