われらひとしく丘に立ち

青ぐろくしてぶちうてる

あやしきもののひろがりを

東はてなくのぞみけり

そは巨いなる塩の水

海とはおのもさとれども

伝へてきゝしそのものと

あまりにたがふこゝちして

たゞうつゝなるうすれ日に

そのわだつみの潮騒の

うろこの国の波がしら

きほひ寄するをのぞみゐたりき