罪はいま疾にかはり
たよりなくわれは騰りて
野のそらにひとりまどろむ
太虚ひかりてはてしなく
身は水素より軽ければ
また耕さんすべもなし
せめてはかしこ黒と白
立ち並びたる積雲を
雨と崩して堕ちなんを
びょうちゅうげんそう
宮沢 賢治
罪はいま疾にかはり
たよりなくわれは騰りて
野のそらにひとりまどろむ
太虚ひかりてはてしなく
身は水素より軽ければ
また耕さんすべもなし
せめてはかしこ黒と白
立ち並びたる積雲を
雨と崩して堕ちなんを
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913b24012e1626b47bebf5a14fd31773728229efdb088f1ceb934717c1ac800c宮沢 賢治「病中幻想」(新字旧仮名)、底本『新修宮沢賢治全集 第六巻』筑摩書房、1980年。Soranoha Aozora Bunko TEI Corpus, 053389_000081, release 913b24012e16. https://doi.org/10.5281/zenodo.22718079