髪白き山田博士が
書いだき帰り往くころ
かはたれはしづに這ひ来て
ふくよかに木の芽ほごるゝ
鳥飛びて気圧を高み
守衛長〔以下未完〕
ぎごちなき独乙冠詞を
青々となげく窓あり
じゅえん
宮沢 賢治
髪白き山田博士が
書いだき帰り往くころ
かはたれはしづに這ひ来て
ふくよかに木の芽ほごるゝ
鳥飛びて気圧を高み
守衛長〔以下未完〕
ぎごちなき独乙冠詞を
青々となげく窓あり
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913b24012e1626b47bebf5a14fd31773728229efdb088f1ceb934717c1ac800c宮沢 賢治「樹園」(新字旧仮名)、底本『新修宮沢賢治全集 第六巻』筑摩書房、1980年。Soranoha Aozora Bunko TEI Corpus, 053346_000081, release 913b24012e16. https://doi.org/10.5281/zenodo.22718079