〔作者の言分〕
(「淡雪」の作者)
牧野信一
海野武二氏の批評に就いては、その観点の差異が全く対蹠的なものであり、不断抗議を述べるとならば寧ろ簡略に申しがたく、この場合は残念ながら黙つて通り過ぎるより他方法も見出せないのであります。これは何うもどちらにとつても仕方のないことで、楽観など適ふ筈のものではなく、主観的作家態度の益々深く陥るべき憂鬱であります。
〔さくしゃのいいぶん〕
牧野 信一
〔作者の言分〕
(「淡雪」の作者)
牧野信一
海野武二氏の批評に就いては、その観点の差異が全く対蹠的なものであり、不断抗議を述べるとならば寧ろ簡略に申しがたく、この場合は残念ながら黙つて通り過ぎるより他方法も見出せないのであります。これは何うもどちらにとつても仕方のないことで、楽観など適ふ筈のものではなく、主観的作家態度の益々深く陥るべき憂鬱であります。
記録は下にリンクした署名済みの TEI ファイルです。このページはそれを読むための一つの形です。読みが複数ある箇所は一つだけを本文に示し、もう一方は語の title に残しています。 / The record is the signed TEI file linked below. This page is one way of reading it. Where the text has more than one reading, the page shows one of them and keeps the other on the word itself, in its title text.
913b24012e1626b47bebf5a14fd31773728229efdb088f1ceb934717c1ac800c牧野 信一「〔作者の言分〕──(「淡雪」の作者)」(新字旧仮名)、底本『牧野信一全集第六巻』筑摩書房、2003年。Soranoha Aozora Bunko TEI Corpus, 052861_000183, release 913b24012e16. https://doi.org/10.5281/zenodo.22718079