Soranoha

手紙

てがみ

坂本 竜馬

(表面)

此状もつて行者ニ、せんの大廻の荷のやり所がしれん言ハれんぞよ。

此勇(ママ)(男)のに物ぢやあきに、状が龍馬から来たけんどまちがつたと御いゝ可レ被レ下候。

先便差出し申候しよふ婦(菖蒲)は皆々あり付申候よし、夫々(それぞれ)に物も付(着)申候よし、其荷は赤岡村元作と申候ものゝにて候。此状もちて行くものニて御座候。めしをたいてもらい候者ニて候。誠ニよき者故よろしく御取成可レ被二成下一候。大いそぎにて候故、御すいりよふ(推量)〱。

此節は○がなく候故いけなく相成申候。私しかへりは今月の末より来初めにて候得共、御国へかへり候はひまどり可レ申と奉レ存候。又、明日は千葉へ、常州より無念流の試合斗(ばか)り

(裏面)

申候。今夜竹刀小手(籠手)のつくらん故、いそがしく御状くは敷事かけ不レ申候。

かしこ〱〱坂本龍

底本 / Source edition

底本:「龍馬の手紙」宮地佐一郎、講談社学術文庫、講談社
2003(平成15)年12月10日第1刷発行
2008(平成20)年9月19日第7刷発行
※底本手紙写真のキャプションに、(北海道浦臼町 前田寿子氏蔵)とあります。
※丸括弧付きの語句は、底本編集時に付け加えられたものです。
※直筆の手紙の折り返しに合わせた改行は、省いて入力しました。
入力:Yanajin33
校正:Hanren
2010年7月24日作成
2011年6月17日修正
青空文庫作成ファイル:
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リリース / Release
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TEI
/works/051386_000908/tei
プレーンテキスト / Plain text
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書誌 / Bibliography
/works/051386_000908/

坂本 竜馬「手紙──003 安政五年七月頃 坂本乙女あて」(新字旧仮名)、底本『龍馬の手紙、宮地佐一郎』講談社学術文庫、講談社、2003年。Soranoha Aozora Bunko TEI Corpus, 051386_000908, release 913b24012e16. https://doi.org/10.5281/zenodo.22718079

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