鳥屋の前に立ったらば
赤い鳥がないていた。
私は姉さんを思い出す。
電車や汽車の通ってる
町に住んでる姉さんが
ほんとに恋しい、なつかしい。
もう夕方か、日がかげる。
村の方からガタ馬車が
らっぱを吹いて駆けてくる。
鳥屋の前に立ったらば
赤い鳥がないていた。
都の方をながめると、
黒い煙が上がってる。
あかいとり
小川 未明
鳥屋の前に立ったらば
赤い鳥がないていた。
私は姉さんを思い出す。
電車や汽車の通ってる
町に住んでる姉さんが
ほんとに恋しい、なつかしい。
もう夕方か、日がかげる。
村の方からガタ馬車が
らっぱを吹いて駆けてくる。
鳥屋の前に立ったらば
赤い鳥がないていた。
都の方をながめると、
黒い煙が上がってる。
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913b24012e1626b47bebf5a14fd31773728229efdb088f1ceb934717c1ac800c小川 未明「赤い鳥」(新字新仮名)、底本『定本小川未明童話全集 3』講談社、1977年。Soranoha Aozora Bunko TEI Corpus, 051115_001475, release 913b24012e16. https://doi.org/10.5281/zenodo.22718079