つばめが帰るとき
真紅な美しい夕焼けに、
少年はらっぱを鳴らして
遊んでいた。
つばめがきたとき
家の周囲を幾たびも飛びまわった。
すると、少年の吹いていたらっぱは
窓の下に捨てられて、
赤いさびがところどころに出ていて、泥に塗れていた。
ふるす
小川 未明
つばめが帰るとき
真紅な美しい夕焼けに、
少年はらっぱを鳴らして
遊んでいた。
つばめがきたとき
家の周囲を幾たびも飛びまわった。
すると、少年の吹いていたらっぱは
窓の下に捨てられて、
赤いさびがところどころに出ていて、泥に塗れていた。
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913b24012e1626b47bebf5a14fd31773728229efdb088f1ceb934717c1ac800c小川 未明「古巣」(新字新仮名)、底本『定本小川未明童話全集 3』講談社、1977年。Soranoha Aozora Bunko TEI Corpus, 051111_001475, release 913b24012e16. https://doi.org/10.5281/zenodo.22718079