カヤナの村の
朝の井戸、
おほぜい子供が来てました。
カヤナの村の
井戸のそば、
はだしの子供も来てました。
ああ湧いてゐる、
すんでゐる、
みんなが覗いてをりました。
みんなの顔の
耳たぶの
耳環もうつつてをりました。
誰かお花を
落したら
うつつたお空がゆれました。
カヤナの村の
井戸の水
ゆうべはじめて湧きました。
いど
新美 南吉
カヤナの村の
朝の井戸、
おほぜい子供が来てました。
カヤナの村の
井戸のそば、
はだしの子供も来てました。
ああ湧いてゐる、
すんでゐる、
みんなが覗いてをりました。
みんなの顔の
耳たぶの
耳環もうつつてをりました。
誰かお花を
落したら
うつつたお空がゆれました。
カヤナの村の
井戸の水
ゆうべはじめて湧きました。
記録は下にリンクした署名済みの TEI ファイルです。このページはそれを読むための一つの形です。読みが複数ある箇所は一つだけを本文に示し、もう一方は語の title に残しています。 / The record is the signed TEI file linked below. This page is one way of reading it. Where the text has more than one reading, the page shows one of them and keeps the other on the word itself, in its title text.
913b24012e1626b47bebf5a14fd31773728229efdb088f1ceb934717c1ac800c新美 南吉「井戸」(新字旧仮名)、底本『日本児童文学大系 第二八巻』ほるぷ出版、1978年。Soranoha Aozora Bunko TEI Corpus, 045106_000121, release 913b24012e16. https://doi.org/10.5281/zenodo.22718079