月が角笛
夜ふけにふいた
ぽうぽうぽうよ、
ぽうぽうぽうよ。
犬が野原を
めぐつてないた。
ぎりり、時計のねぢをばまいて
牧師が階段、ことことおりた。
月が角笛
とほくにふいた。
ぽうぽうぽうよ、
ぽうぽうぽうよ。
牛があくびを
あわわとやつた。
からら、シヤーレの窓をばしめて
ああ、ああ、遠いと乳屋がいつた。
つきのつのぶえ
新美 南吉
月が角笛
夜ふけにふいた
ぽうぽうぽうよ、
ぽうぽうぽうよ。
犬が野原を
めぐつてないた。
ぎりり、時計のねぢをばまいて
牧師が階段、ことことおりた。
月が角笛
とほくにふいた。
ぽうぽうぽうよ、
ぽうぽうぽうよ。
牛があくびを
あわわとやつた。
からら、シヤーレの窓をばしめて
ああ、ああ、遠いと乳屋がいつた。
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913b24012e1626b47bebf5a14fd31773728229efdb088f1ceb934717c1ac800c新美 南吉「月の角笛」(新字旧仮名)、底本『日本児童文学大系 第二八巻』ほるぷ出版、1978年。Soranoha Aozora Bunko TEI Corpus, 045104_000121, release 913b24012e16. https://doi.org/10.5281/zenodo.22718079