二月号をひっくりかえして見ていて気になったことお耳にいれます。(一)カットがまことに少く淋しいこと。(二)題がどれも原形で文学にまでなっていない題であることなどです。これは次号予告を見ても強く感じました。文学雑誌(ほかの)は書く人も文学の空気を考えてつけるのでしょうからわたしたちの雑誌にもやっぱりわたしたちの文学としての文学性のある題をつけて貰うようにしてはいかがでしょうか。
〔一九五〇年六月〕
きになったこと
宮本 百合子
二月号をひっくりかえして見ていて気になったことお耳にいれます。(一)カットがまことに少く淋しいこと。(二)題がどれも原形で文学にまでなっていない題であることなどです。これは次号予告を見ても強く感じました。文学雑誌(ほかの)は書く人も文学の空気を考えてつけるのでしょうからわたしたちの雑誌にもやっぱりわたしたちの文学としての文学性のある題をつけて貰うようにしてはいかがでしょうか。
〔一九五〇年六月〕
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913b24012e1626b47bebf5a14fd31773728229efdb088f1ceb934717c1ac800c宮本 百合子「気になったこと」(新字新仮名)、底本『宮本百合子全集 第三十巻』新日本出版社、1986年。Soranoha Aozora Bunko TEI Corpus, 015998_000311, release 913b24012e16. https://doi.org/10.5281/zenodo.22718079