逃げて行く子供達と、そしてそれをとりまく環境と両方に問題があると思います。裸にしておけば逃げないという考え方は、死なないように牢獄内の囚人に帯をさせないという事と同じ事です。このことをつきつめたら喰わせずにおいて足腰たたなくさせれば逃げられない、という事になるでしょう。あまり物事を簡単に考えすぎるやり方だと思います。
〔一九四八年四月〕
これではしゅうじんあつかい
宮本 百合子
逃げて行く子供達と、そしてそれをとりまく環境と両方に問題があると思います。裸にしておけば逃げないという考え方は、死なないように牢獄内の囚人に帯をさせないという事と同じ事です。このことをつきつめたら喰わせずにおいて足腰たたなくさせれば逃げられない、という事になるでしょう。あまり物事を簡単に考えすぎるやり方だと思います。
〔一九四八年四月〕
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913b24012e1626b47bebf5a14fd31773728229efdb088f1ceb934717c1ac800c宮本 百合子「これでは囚人扱い」(新字新仮名)、底本『宮本百合子全集 第三十巻』新日本出版社、1986年。Soranoha Aozora Bunko TEI Corpus, 015987_000311, release 913b24012e16. https://doi.org/10.5281/zenodo.22718079