空想のうちに描いている斯様ありたいと思う書斎の条件を並べます。
(一) いつも静かで、変化の著しくない光線の入ること。窓も大きくとり、茂った常緑木の葉、落葉樹の感情ある変化を眺めうること。
(二) 湿気、火事の要心のため、洋風にし家具を全部背いくるように落付いた色調。足音のしない床。
〔一九二六年九月〕
しょさいのじょうけん
宮本 百合子
空想のうちに描いている斯様ありたいと思う書斎の条件を並べます。
(一) いつも静かで、変化の著しくない光線の入ること。窓も大きくとり、茂った常緑木の葉、落葉樹の感情ある変化を眺めうること。
(二) 湿気、火事の要心のため、洋風にし家具を全部背いくるように落付いた色調。足音のしない床。
〔一九二六年九月〕
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913b24012e1626b47bebf5a14fd31773728229efdb088f1ceb934717c1ac800c宮本 百合子「書斎の条件」(新字新仮名)、底本『宮本百合子全集 第三十巻』新日本出版社、1986年。Soranoha Aozora Bunko TEI Corpus, 015964_000311, release 913b24012e16. https://doi.org/10.5281/zenodo.22718079