(一)岩波文庫『魯迅選集』とパアル・バックの『分裂せる家』
(二)魯迅という作家が支那の一九二四・五年からの八九年間に亙る急激な社会的推移の間で、この作家の偉大な特質である人間的正義感と民族解放の慾求とをどう成長させたかと云う点で、これからもう一つ研究したいという気持を刺戟されました。魯迅の悲劇を我々は探求しなければなりません。バックの作は「民族」の理解について考えさせます。
〔一九三七年五月〕
カレント・ブックス
宮本 百合子
(一)岩波文庫『魯迅選集』とパアル・バックの『分裂せる家』
(二)魯迅という作家が支那の一九二四・五年からの八九年間に亙る急激な社会的推移の間で、この作家の偉大な特質である人間的正義感と民族解放の慾求とをどう成長させたかと云う点で、これからもう一つ研究したいという気持を刺戟されました。魯迅の悲劇を我々は探求しなければなりません。バックの作は「民族」の理解について考えさせます。
〔一九三七年五月〕
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913b24012e1626b47bebf5a14fd31773728229efdb088f1ceb934717c1ac800c宮本 百合子「カレント・ブックス」(新字新仮名)、底本『宮本百合子全集 第十七巻』新日本出版社、1981年。Soranoha Aozora Bunko TEI Corpus, 003932_000311, release 913b24012e16. https://doi.org/10.5281/zenodo.22718079