日常生活の形式等は、出来る丈単純にしているので、今私の心に在るものは、改良したいというより、寧ろ進展したい心持でございます。けれども故石川啄木の歌に
ひと晩に咲かせてみむと梅の鉢を
火に焙りしが咲かざりしかな
とある心持を深く、切実に感ぜられます。
〔一九二一年一月〕
ことしかいりょうしたきこと
宮本 百合子
日常生活の形式等は、出来る丈単純にしているので、今私の心に在るものは、改良したいというより、寧ろ進展したい心持でございます。けれども故石川啄木の歌に
ひと晩に咲かせてみむと梅の鉢を
火に焙りしが咲かざりしかな
とある心持を深く、切実に感ぜられます。
〔一九二一年一月〕
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913b24012e1626b47bebf5a14fd31773728229efdb088f1ceb934717c1ac800c宮本 百合子「今年改良したき事」(新字新仮名)、底本『宮本百合子全集 第十七巻』新日本出版社、1981年。Soranoha Aozora Bunko TEI Corpus, 003695_000311, release 913b24012e16. https://doi.org/10.5281/zenodo.22718079