母の胸には　無数の血さへにじむ爪の跡！
あるひは赤き打撲の傷の跡！
投石された傷の跡！　歯に噛まれたる傷の跡！
あゝそれら痛々しい赤き傷は
みな愛児達の生存のための傷である！
忘れられぬ乳房はもはや吸ふべきものでない
転居の後の如く荒れすたれ
あゝ　愛はすでに終了されたのだ！
さるを今　ふたゝび母の胸を蹴る！
新らしき世紀の恋人のため！
新らしき世界に青年たるため！
あゝ　われ等は古き父の遺跡を
見事に破壊するを主義とする！