おほくの予感に充ち
おまへの皮膚にはとどかず
はるかに高い所を
わたつた
あの鋭い動きさへ
速かに把へたのに
精神よ
季節は錆だ
新しい時へ
歩みを移すこともできず
灰は灰に
石は石に還つた
しかし
それらの冷やかさを
身をもつて感じてゐることは
もつと不幸だつた