「文壇波動調」欄記事
（その五）
岸田國士
　今月は、同人としての責（？）を果し得た（？）ことになつた。短いものだが、これは標題の示す通り、「次の幕」が何時か開かれるものと思つて欲しい。老婦人が仏文を読むところは、たゞ台詞の音楽的効果（伴奏的の）をねらつたものであるから、意味の解らない人は、それを意にかけないで読過（看過）して欲しい。意味のわかる人は、わかつてもしかたがない。（岸田）