ぷんとにおって来る力強い体臭！
おお　この汚れ物のにおいこそ
獄内の闘いのはげしさを語る
あの人達の生々しいいぶき――
さあ　みんな　元気で初めよう
あたしはポンプ押し
千代ちゃんはすすぎ役
みんなそろって
ごし　ごし　ざあざあ
うらみをこめて洗い流す
奴等のテロルに汚された垢を油汗を
空は秋晴れ
あつらえ向きの洗濯日和
なかでがんばる同志達に
せめて小ざっぱりした物を着せるため
妾達の胸はあつく腕に力はこもる！
（『プロレタリア詩』一九三一年十一月号に発表）