放蕩の蟲は玉蟲
そつと來て心の底で泣く蟲
夜としなればすずろにも
リキユールグラスの端を這ふ蟲
放蕩の蟲はいとほしや
放蕩の蟲は玉蟲
青いこころでひんやりと
色街の薄らあかりに鳴く蟲
三味線の撥にきて光る蟲
放蕩の蟲はせんなや